「+木」と書いて「たすき」と読みます
暮らしに木の温もりを+(プラス)して欲しいという願い
作り手から使い手へ、そして親から子へ、子から孫へ
襷(たすき)を繋ぐように受け継がれる家具をという志
2つの思いを込めて付けた名前です
「+木」の家具は無垢材を用い、釘やネジを使わずに
仕口や継手と言われる木と木を組む技法で作ることを基本としています
無垢の木は湿度により収縮しますので、
反りや割れを防ぐために考えられた技法は
昔の職人の叡智が詰まっていて本当に凄いと思います
手間隙かけて作った家具は安くはありませんが
大量生産では作れない一生モノの家具は
ライフサイクルコストを考えると決して高くはないと思います
今の日本はモノが溢れ大量生産大量消費が続いていますが
100年かけて育った木を使って作るからには
100年以上使える家具を作りたい...
それでは経済が回らないという人がいますが
もっと大切なモノはたくさんあるはずです
そろそろ経済優先から真に豊かな社会にシフトしても良いと思います
自分の作った家具が100年後にアンティークとして残るように
これからも一つ一つ丁寧に作っていきます